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ギリシャのはちみつとオリーブオイルを扱うオンラインショップの代表のブログ

エクストラバージンオリーブオイルって普通のと何が違うの?

オリーブオイルを選ぶ基準を『エキストラバージンオリーブオイルかどうか』にされている方が多くいらっしゃいます🌿

 

でも、エキストラバージンオリーブオイルって普通のと何が違うのでしょう?

 

 

世界45か国が加入するIOC(国際オリーブオイル協会)の規定によると、酸度が100g当たり0.8g以下であることとされています。

 

それ以上の酸度があるとバージンオリーブオイル、またはオリーブオイル等の分類に当てはまります。
 

 

ですが実はこのIOCに、日本は加盟していません⚡

 

IOCにはギリシャ、スペイン、イタリア、トルコなど、オリーブオイルの主要産地が加入しているのにです!

 

日本は独自の日本農林規定(JAS)を採用しています。

日本ではエキストラバージンオリーブオイルの基準は、酸価が100g当たり2g以下であることとされています。

 

IOCは0.8gなのに対し、日本は2g。

つまりエキストラバージンオリーブオイルにおいて、日本の基準と、国際的なオリーブオイルの産地の基準が、異なるということ。

 

日本のエキストラバージンオリーブオイルの中には、海外ではただのバージンオイルに分類されてしまうものもあります。

 

言い換えると、IOC加盟国(ギリシャ、トルコ等)産の『エキストラバージンオリーブオイル』というラベルが付いている商品は

必ず酸度が100g当たり0.8%以下という安全の証になります🏅

 

 

 

ここまでで、なんとなく酸度が低いオリーブオイルは良質だということがお分かり頂けたかと思います。

では、なぜそんなに酸度が重要なのでしょうか?

 

 

まず油は酸化すると、ヒドロキシノネナールや過酸化脂質という有害な物質が発生し、体に悪影響を与える可能性があると指摘されています。

この酸化した油に含まれる有害物質は、下痢や嘔吐、腹痛、頭痛などの原因となることがあります💊

使い古された揚げ油を想像して頂けると分かりやすいかもしれません。

 

そしてもちろん、味にも影響します。

本来の風味は失われ、ツンと差すような嫌な匂いがします。見た目もどろどろとし、油っこい口当たりになります。ひどく酸化すると、食用とは言い難い油になります。

 

 

酸化してしまう原因としては、次のようなことが考えられます。

 

1.オリーブが摘まれてからオリーブオイルになるまでに時間がかかる

 

オリーブオイルは鮮度が命💧

原材料であるオリーブの実摘まれてからオリーブオイルとして搾油されるまでの間が長いと、酸化してしまいます。

フロムヨーロッパのオリーブオイルは全て、摘まれてから24時間以内には搾油されているほど、鮮度を保った製法で作られています。

 

 

2.オリーブを機械で摘んでいる

 

オリーブを機械で摘むと、オリーブの実を傷つける原因になり、その傷口から酸化が始まります。

時間と労力がかかりますが、手摘みすることにはオリーブを酸化から守るというメリットがあったのです🤲🏻

フロムヨーロッパのオリーブオイルに使われているオリーブも、手摘みされたものです。

 

 

3.容器が光や熱に当たっている

 

完成したオリーブオイルでも、保存状態により酸化が進むことがあります🌞

例えば、遮光ボトルに充填されているか否か。保管する室内の温度は適切か。

フロムヨーロッパでは年中暗所で15~25℃の室内といった、徹底した品質管理をしております。

 

 

オンラインショップ

https://fromeurope.official.ec

 

 

 

 

現状として日本では、ヨーロッパ等のオリーブオイルより酸度が高くても『エキストラバージンオリーブオイル』とラベルに表示できてしまいします。

 

なので、酸度が気になる方は『エキストラバージンオリーブオイルかどうか』ではなく『産地』で選ぶようにしてみるのも、本物に出会える近道かもしれません🌍

 

 

最後に全くの感想ですが、オリーブオイルのラベルに酸度が記載されるようになると良いと思いませんか?

エキストラバージンオリーブオイルの規定が一部の海外と違うことを、買う人は知らないかもしれません。

記載することで、消費者を守る一つの指標になるのではないかなと思います💭

 

 

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